【有馬記念馬体診断】クロノジェネシス

 「有馬記念・G1」(26日・中山)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【クロノジェネシス A】

 今夏の宝塚記念でグランプリ3連覇を達成し、凱旋門賞に遠征。世界の強豪相手で初めて掲示板を外したが、能力は色あせるものではない。その宝塚記念では、ビロードのような質感の毛ヅヤで下腿(かたい)に血管が浮き出ていた。皮膚の厚いタイプにしては、かなりの仕上がりと感じた。

 今回は冬場でもあり、ほぼ全体に毛脚の長い冬毛が出ている。そのため見栄えは決して良くないが、昨年の有馬記念でも同じような状態で勝っており、気にする必要はないのかもしれない。それでも臀部(でんぶ)の毛ヅヤは輝いており、馬体の張りも十分にある。肩とトモの筋肉量は落ちておらず、馬体からは海外遠征による疲れも感じられない。相変わらず顔つきに風格を漂わせているのも頼もしい。

(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉団野(レースはルメール)を背に栗東CWで6F82秒2-37秒3-11秒7(馬なり)。僚馬トリプルエース(4歳オープン)に4馬身半先着した。直線でエンジンが掛かるとアッと言う間に突き抜ける好内容。帰厩後は4本の追い切りを消化しており、乗り込み量は十分。凱旋門賞7着以来、3カ月ぶりでも態勢は整ってきている。

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