【ヴィクトリアM馬体診断】クイーンズリング

 「ヴィクトリアマイル・G1」(5月14日、東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【クイーンズリング=評価A】

 牝馬の海外遠征は、簡単なものではない。そして前走が馬場や落鉄の影響があったとはいえ、前半から力みが見られるらしくない大敗。海外遠征の代償なのか、これは時間を要するかもしれないというのが前走後の個人的な印象だ。当然、馬体にダメージがあるかもと懐疑の念を抱いていたが、均整の取れたシルエットでトモにも丸みがある。皮膚を厚ぼったく見せながらも臀部(でんぶ)や股がへこんでいる様に見えた昨年のヴィクトリアマイルや、初のG1勝ちを収めたエリザベス女王杯よりもバランス良く見せているのは驚きだ。この筋肉の質感で長距離輸送を考慮すれば、ちょうどいいあんばいだろう。(馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前診断〉M・デム-ロを背に栗東CWで6F82秒0-38秒2-11秒9(一杯)。ヴァフラ-ム(5歳1000万下)を追走する形から、ラストはねじ伏せるように半馬身先着。四肢がよく伸びた迫力のある動きで、前走からの上積みは十分。

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