【競輪】売り上げアップへ ナイターG1の可能性を考えてみる

 11月の競輪祭でG1初優勝を飾った松浦悠士
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 「競輪記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 先日終了したG1・競輪祭。売り上げ目標を達成できず、残念な結果に終わってしまった。細かい数字の話はさておき、来年以降よりよい形になるために現場で感じたことを記しておきたい。

 まずG1・競輪祭と、ガールズグランプリトライアルを別にしたらどうだろうか。ガールズグランプリトライアルがあった前半3日間。男子の1次予選8Rが終わると、場内の観客が一気に減ってしまった感じを受けた。座席の空席も目立ち、売り上げを見ても厳しい結果となった。

 車券を買っているファンの心理から男子、ガールズというスイッチの切り替えが難しい。男子は男子。ガールズはガールズで開催するほうが集中して見られるような気がする。

 こんな案はどうだろうか。その年のガールズグランプリ開催場で11月にガールズグランプリトライアルを開催する。オールガールズにして優勝者1人に出場権を与える。ガールズケイリンの普及やアピールにもつながると思う。運営する側としても、年末のグランプリを見越したキャンペーンができるはずだ。

 競輪祭に関しては昼間開催がベストのような気がする。年の最後のG1優勝者を決める大会であり、グランプリ出場メンバーが決定する大会。多くのファンの目に触れてもらうためには昼間開催がベストだと思う。

 ナイターG1は新しいファン獲得につながるコンテンツであることに間違いはない。これも私案だが、夏のオールスターをナイターで開催するのはどうだろう。真夏の12~14時はバンクは照り返しもキツく、選手もベストコンディションで走るのが難しいと思う。そこでナイターにすれば涼しくなった時間帯で走れるような気がする。

 ファンにもメリットがある。夏ならビールを片手に競輪観戦がぴったりだ。季節に合わせた時間帯を設定してもいいような気がする。

 残念ながら売り上げに関して明るいニュースがない状況。競輪は車券を買ってくれるファンがいて成り立っている。大胆な改革をして、売り上げアップ、そして競輪ファンのためになるような変化を期待したい。(関東競輪担当・松本 直)

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