【ボート】業界を盛り上げるには“新舟券”しかない 浮かんだアイデアは…
「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
3月22日に「2017年4月1日からボートレースの選手賞金を総額20億円増額」と発表された。賞金を増額することで選手のモチベーションがさらに高まり、よりファンを魅了するエキサイティングなレースが繰り広げられることを期待してのものらしい。
確かに、ボートレース界を盛り上げる戦略としてはいいことだと思う。ただ、14年5月20日に発表された「5つのSG競走にてメダル表彰制度を開始」と聞いた時も感じたが、ファンに向けての改革もぜひお願いしたい。以前も書いたように、番組面では面白いものがたくさんあるが、ワクワクするようなものではない。何度も言わせてもらうが、やはり“新舟券”しかない。
過去に全着順を当てる「6連単」や、全レースもしくは後半6レースの1着を当てる「ウイン12」「ウイン6」などを提案してきた。初期投資など大きな問題があるだろうが、何とか実現してもらいたい思っている。
先日、広報にオフレコで探ってみたら「今のところ新舟券という話はありません」とのこと。残念だが、諦めずに言い続けるしかない。
そこで最近、ふと頭に浮かんだ“新舟券”を一つ紹介したい。毎日、全国のあちこちでレースが行われている。となれば、いくつかのレース場の12Rの1着を当てる舟券はどうか。
モーニング、ナイターなど時間帯はバラバラだが、1日12R制は統一されている。とりあえず5場の12R1着を当てるのはどうか。名称は「コンプリート12」「ミッション12」あたりか。PCやスマホでの購入に限られるうえ、もちろんFなど事故の問題があるが、もし実現すれば間違いなく注目度は増すはず。
とにかくボートレースに視線を向けてもらうには、新たなチャンレンジしかない。(関東ボート担当・土屋 景)