【大村QC】平高奈菜がティアラもぎ取る 過去2着2回…今度こそ
「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(30日、大村)
平高奈菜(30)=香川・100期・A1=が静かに闘志を燃やす。1着条件だったトライアル3回戦はインからコンマ10のSを決め、2号艇・小野生奈(福岡)と4号艇・長嶋万記(静岡)の攻めを楽々としのいで押し切った。「1周1Mは余裕があった。微調整したぐらいだけど足は全体的にいい」と笑みがこぼれた。
ファイナルは青いカポックの4号艇で勝負する。「チャンスはあると思う。優勝戦に入ると足は変わらないけど、伸びは海野さんが良さそうだし、要所要所でいい人はいる」と冷静に分析していた。大みそかは天候が崩れる予報。「波には強いけど風には弱いかな。天気が悪いのなら乗りやすさ重視で行きたい」と話した。
14年の住之江は4コースから、15年の福岡は6コースからともに優勝戦2着。軽快なターンを見せたが、あと一歩のところで載冠を逃している。「同期の桐生順平君がグランプリを制したので、100期のいい流れに乗って獲りたい」と目がキラリ。カドからシャープに切り裂いて一気に抜け出し、今度こそティアラをもぎ取る。