【ボート】戸田G2 大峯豊が豪快なまくりでG2を初制覇

 「全国ボートレース甲子園・G2」(12日、戸田)

 3号艇の大峯豊(42)=山口・92期・A1=が、3カドから豪快なまくりで1号艇の佐藤翼(埼玉)を撃破。節イチの威力を誇る12号機のフルパワーで後続の追い上げを振り切り、通算では62回目、G2初制覇で全国ボートレース甲子園の頂点に立った。地元でG2優勝を狙った佐藤は2着で踏ん張り、3着には大池佑来(東京)が続いた。

 豪砲さく裂。大峯が豪快なまくりでライバルを一蹴。圧巻の“サヨナラホームラン”でG2初制覇を成し遂げた。

 野球に例えれば、優勝戦12Rは九回裏2死。勝つか負けるか、ゲームセットまで息をつかせぬ激闘。超抜の威力を誇る12号機なら、勝負師の勘が3カドへと誘い込む。「仕上がりは節イチ。エンジンは仕上がっていたので、スタートだけ集中していった」と話すように、コンマ04の猛烈なスリット攻勢で1Mを強襲。内枠2艇を横目に、全速ターンで先頭へ躍り出た。

 ヘルメット越しの視界には、自らのボートの舳先(へさき)しか見えない。力感漂う独走で戸田のダイヤモンドを一周。スタンドの大歓声を背に、見事な幕切れでG2のタイトルを勝ち取った。

 ホームランか三振か、小細工なしの豪快な一撃が真骨頂。優勝戦でも最後まで貫き通したストロングスタイル。「イン逃げが主体になっているけど、自分らしいレースができて勝てたのはすごくうれしい」と素直に勝利を喜んだ。

 今回は施行者希望枠での出場。「SGやG1のレースで(フライングの)の大返還をしているのにもかかわらず、選んでもらった。恩返しをしたいという強い気持ちを持ってきました」と戸田での優勝には感慨深いものがある。表彰台では山口代表の頼もしい先輩・白井英治も登壇。歓喜の瞬間をともに喜んだ。

 「あまり高い目標を立てると達成できなかったときの挫折感が半端ないので、僕は小さい目標を立ててちょっとずつクリアしていくようにしている」と地道なレベルアップを心がけている。「きょうは(白井と)お酒を飲むので無理か。また次に達成できる目標を立てたい」と今後も新たな支軸を思考中のようだ。

 自慢の豪打にさらなる磨きを掛け、激戦のレースへフルスイング。これからも、勝利の栄冠は大峯に輝くだろう。

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