【ボート】尼崎G1 西岡顕心が土壇場の大勝負で予選を突破

 「尼崎センプルカップ・G1」(11日、尼崎)

 勝負の世界は最後まで分からない。4日目11Rは、篠崎仁志(福岡)がイン逃げで1着。最終コーナーを全速ターンでブン回した西岡顕心(24)=香川・129期・A1=は、笠原亮(静岡)と同着の2着に食い込み、得点率は15位で予選通過を決めた。

 3日目終了時点で、得点率は29位タイ。予選通過ノルマは2走16点となり、絶好枠の4日目3Rで手堅く勝利を狙ったが、2コースから丸野一樹(滋賀)が豪快なまくりで勝利。西岡は2着で踏ん張ったが「この世界でスピード負けするのは話にならない。(まくられた)あの景色は忘れることがないと思う」とSG覇者のテクニックを目の当たりにして悔しさをかみしめた。

 だが、「前半の2着があったので、後半のレースに生かせました」と悔しさを発奮材料に変え、後半11Rは気迫の攻めに出る。「波があったけど、ビビらずに行こうと思った」と3周2Mでダイナミックなターンを敢行。ゴール前で先攻する笠原に間一髪で並び、同着の2着をもぎ取った。

 足に関しては「リングを替えてから乗り心地が良くなり、足はいいですね。行き足、回り足が良く自信をもっていい足しています」とドンピシャの調整で底上げに成功。準優勝戦10Rは5号艇でも「この足があれば全然引けを取らない」と余裕の雰囲気を漂わせる。

 前走の浜名湖オールスターでSG初出場を果たすなど、香川支部の次世代を担う成長株。準優勝戦もコース不問の攻めで、優勝戦まで駆け上がってみせる。

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