広島・新井監督「難しい投手だった」西武・平良に脱帽 交流戦2度目1安打負けで4度目同一カード3連敗、今季ワースト借金13
「西武4-1広島」(11日、ベルーナドーム)
広島が交流戦2度目となる「1安打負け」で、借金が今季ワーストを更新する13に膨らんだ。難攻不落の平良ら相手投手陣に苦戦を強いられ、暴投で転がり込んだ1点にとどまった。これで今季4度目となる同一カード3連敗。新井貴浩監督(49)は平良の能力の高さを認め、脱帽するしかなかった。
鯉戦士のガッツポーズは見られず、1試合を通してクリーンヒットすら1本も生まれなかった。パ・リーグの首位を走る西武との、力と勢いの差を感じさせられた同一カード3連敗。2試合連続サヨナラ負けを喫した後に待っていたのは、内野安打1本という1安打での敗戦だった。
相手先発の平良にねじ伏せられ、新井監督は「良い投手というのは誰もが分かっている。なかなか難しい投手だった」と振り返った。序盤3イニングはテンポ良く無安打に封じられた。四回は先頭の名原と小園が四球を選んで、ファビアンは死球で出塁。2死満塁から暴投で先制点が転がり込んだ。だが、なおも2死二、三塁でモンテロが三ゴロに倒れると、その後は好機が巡ってくることはなかった。
平良は試合前の時点で規定投球回には到達していなかったが、防御率は驚異の0・75。新井監督は「(平良は)9イニングを投げて1点取られない投手」と評し、「積極的に仕掛けていくというのはあった」と試合前に描いていた狙いを明かした。
3連戦で本塁打が5本飛び出したが、適時打は出なかった。「良いところまでいくけど、あと一本が出なかった」と新井良打撃コーチ。「そこで(適時打を)出せるようにサポートしていくしかない」と懸命に前を向いた。
苦しい状況が続いているが、選手たちもやみくもにプレーしているわけではない。ドラフト3位の勝田(近大)は五回1死から平良のグラブをはじく、この日唯一の安打。「平良さんは真っすぐが強いので、どうやって打ち返すのかを考えた結果。1打席目はカットボールを詰まらされたので、ポイントを前にして打った。人工芝なので転がれば勢いがつく。そういう意識もあった」。会心の当たりではなかったが、根拠のあるスイングでHランプをともした。
6月中に借金13を背負うのは、2021年以来5年ぶりという惨状。12日からは仙台に乗り込んで楽天との3連戦に臨む。すでに負け越しが決定している交流戦期間中に上昇の光を見つけたい。
