【ボート】宮島 渡辺和将が圧勝V「完璧!このエンジン、記念でも出ますよ」と断言
「第20回日本トーター賞 BTS安芸高田7周年記念」(30日、宮島)
快晴のもとで優勝戦が争われた。ホームは向かい風3メートル。シリーズをリードした渡辺和将(36)=岡山・103期・A1=が最後も貫禄の逃げで圧勝。4コースからまくって出た榎幸司(長崎)が2着、2コース差しの永田啓二(福岡)が3着に続き、3連単は1260円の人気サイドで決着した。
11Rまで逃げがわずかに3回だけだった最終日は、まくり差し、差しが多く決まり3連単万舟が5回と荒れ相場。だが、渡辺の大勝利は揺らぐことはなかった。3月多摩川(2コースまくり)に続く今年V2を決め「完璧。初日にペラを叩いてからノーハンマー。このエンジンは記念(6月4日開幕)でも出ますよ」と断言。最後まで渡辺の強さだけが際立つシリーズだった。
2連対率20%台の低勝率機が多数を占めた今大会。渡辺が手にした「54号機」も前回使用者の浜先真範が戦い終えた段階では2連対率29%。使用7カ月で優出は1回だけのエンジン。GWの浜先は、最後まで乗り心地に違和感を覚えていたが、渡辺は1走目から攻めのレースを展開。1走目は榎に差されて2着だったが、6号艇のドリームで圧巻のまくりを披露。ドリームから5連勝を飾り、最終的に10走オール2連対、7勝の成績でVを飾った。
これまで実績に乏しい54号機がなぜ急成長を遂げたか。それは、渡辺の調整能力。マスターズチャンピオンでは江口晃生がイン仕様に調整。GWは浜先真範が自分向きに仕上げようとチルトをハネて模索。クセつよのプロペラを嫌がる選手が多い中、渡辺は両者の個性として尊重。「江口さんのクセと浜先のクセをいい方向に持って行けた」と江口の行き足、出足と浜先の伸びをMIXさせて上位級に仕上げた。次節の宮島チャンピオンカップ(6月4~9日)は2連対率上位機がズラリ登場。その中で、渡辺スペシャルの54号機がどんな動きを見せるか、乞うご期待!!(宮島ボート担当 野白由貴子)
