【ボート】芦屋ルーキーS 中山翔太がデビュー4年目でうれしい初優勝
「ルーキーシリーズ第24戦 スカパー!・JLCカップ」(23日、芦屋)
4号艇の中山翔太(21)=三重・130期・A2=が4コースからコンマ11のトップSを決めまくって勝利。デビュー初優勝を飾った。2着には3号艇の佐々木完太(山口)、3着は2号艇の山下大輝(兵庫)が入り、3連単は3万630円(60番人気)の高配当決着となった。
130期チャンプの中山が、待ちに待った初Vをつかみ取った。内枠に前原、山下、佐々木のオーバーエージ組が構える優勝戦だったが「Fを1本持っていて無理はできなかったけど、初優勝が早く欲しくて自分の中では精いっぱいのSを行けた」。4コースからコンマ11のトップSを放つと、その3人を一気にのみ込み、そのまま待望のVゴールを駆け抜けた。
9月のプレミアムG1・ヤングダービー(宮島)優勝戦では一時、先頭を走る場面もあったが井上忠政との接触で転覆。「ヤングダービーとかやらかしまくったけど、でもその舞台に行けたのは自分の身になっていて、だいぶ成長できた年だったと思います」。苦い経験も自身の糧としてきっちり昇華した。
26年1月からはデビュー初のA1昇格とともに、トップルーキーにも選出。デビュー4年目でようやくつかんだ栄冠を起爆剤に、ここからスターへの道を駆け上がる。





