【競輪】松戸F1 海老根恵太が通算500勝達成 「思い出の1着はG1初優勝の寬仁親王牌」

 通算500勝を達成した海老根恵太
 通算500勝を達成した海老根恵太(左上)と記念撮影の地元千葉勢。(下段左から)花田将司、河上陽一、田中勝仁、斎藤宗徳、(上段左から)海老根恵太、成清貴之、石井貴子、江本博明
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 「S級シリーズ」(8日、松戸)

 海老根恵太(48)=千葉・86期・S1=が初日8Rで目標の川越勇星(神奈川)を差し切って、通算500勝を達成した。2001年8月11日のデビューから1962走目。男子では65人目(1994年表彰規定改正以降)。

 レースは川越が先行勝負。番手を回った海老根が最終3角でまくってきた小原周祐(高知)をさばいて直線一気の差し脚発揮で1着。2着にも同県の先輩・成清貴之(千葉)が入り、逃げた川越も3着。ラインで確定板を独占。最高の節目の勝利を決めた。

 海老根は「ここまでの1着は前で頑張ってくれた選手、後ろを固めてくれた選手のおかげです。2場所前の岸和田でリーチをかけたけど、G1の競輪祭では勝てなかった。それでも地元の松戸で節目を達成できて良かったです」と喜んだ。

 次の目標を聞かれると「600勝を目指して頑張っていきたい。前回久しぶりにG1を走って、やっぱりG1で走り続けたいと思った。今はダービー出場のボーダーラインにいるので、賞金を稼いで来年のダービーに出ることも目標です」と話した。

 思い出の1着については「初めて優勝したG1の寬仁親王牌(2009年7月・青森)がうれしかった。同じ年の年末のグランプリ(同年12月・京王閣)はおまけみたいなもの。次の年の競輪祭(2010年12月・小倉)はグランプリチャンピオンユニホームを着ている中、1年間いい結果が出せなかったけど、最後にG1で優勝できたことでホッとしました」と振り返った。

 取材後には同県の先輩、後輩とともに記念撮影に応じて笑顔でクールダウンに向かった。

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