【ボート】宮島G3 長岡良也がタッチSで豪快2コースまくり 通算13回目のV

 「サッポロビール杯・G3」(31日、宮島)

 好配当が相次いだG3は最後も波乱の決着。2コースからタッチSの長岡良也(41)=兵庫・97期・A1=がまくり一撃を決めて優勝。5カドからまくり差した古賀繁輝(佐賀)が2着、6コース差しの宇佐見淳(愛知)が3着に続き、3連単は5万7530円のビッグ配当。節間7勝を挙げてシリーズをリードした村上遼(長崎)はインから6着に敗れた。

 連日激しいコース争いが繰り広げられた今節。優勝戦もコース争いの駆け引きで一筋縄ではいかない展開となった。S展示は3号艇の正木聖賢(広島)がカドに引き12・3456の並びだったが、本番で5号艇の菊地孝平(静岡)が正木の3カドを阻止。正木は枠より外に出ることができない不測の事態となり、本番は1235・46の4対2。インの村上はコンマ02、4コースの菊地はコンマ05のSでまくりに出たが、2コースの長岡がコンマ00のSでまくりを放ちトップに躍り出た。

 高配当決着ながら大声援で表彰ステージに迎えられた長岡の第一声は「舟券、当たりましたか?すごい配当だろうなと思って走っていました」と汗びっしょりで笑顔。「タッチSだよ~」とファンから声が飛ぶと「知ってる、知ってる」と即反応して笑いを誘った。今節は進入がもつれると、ことごとく長岡の前に道ができ、まくり差しでの1着は4回。それでも「すごくグリップしていた」と最後は自力のまくりで2021年12月多摩川以来、通算13回目のV。初のG3制覇で勝利の美酒を味わった。

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