【オート】伊勢崎SG 鈴木圭一郎が最年少グランドスラムを達成で涙「雨がヘルメットに入った」
「オートレースグランプリ・SG」(15日、伊勢崎)
鈴木圭一郎(30)=浜松・32期=が湿走路で行われた優勝戦12Rで、7周4角で抜け出して大会初制覇。優勝賞金1420万円を獲得し、最年少グランドスラム(SG全制覇)を達成した。SG制覇は通算16回目。優勝は今年4回目で通算87回目。2着は8メートル差で黒川京介(川口)、3着には金子大輔(浜松)が入った。大会4連覇を目指した青山周平(伊勢崎)は5着だった。
鈴木圭が17年に全SG制覇にリーチ後、9年目(大会優出7回目)で、ついに30歳8カ月15日での史上最年少グランドスラムを達成した。史上7人目。従来の記録は片平巧氏(船橋・故人)の33歳6カ月4日で、2歳9カ月更新した。
試走3・58の1番時計で、黒川と人気を分けた鈴木圭。レースは1枠の黒川がコンマ09のトップSで逃げ、金子に競り勝った鈴木圭が2番手をキープ。鈴木圭が黒川のすぐ外につける一騎打ちが7周まで続き、7周4角で鈴木圭が内をすくって抜け出した。
「グランドスラム?実感わかないです。でも、ここまで取れないと、緊張もなく、ぐっすり眠れました。雨は最近いいので自信がありました。(黒川に)うまく乗られましたが、(7周目に)行きました。花火は今まで見られなかった分までしっかり見ました」と鈴木圭。レース後の涙は「雨がヘルメットに入ったので」と言い訳した。
今後は27~31日の伊勢崎一般戦を経て、9月3~7日の伊勢崎G1・ムーンライトチャンピオンカップに出場予定。再び青山、黒川、金子、鈴木宏和、佐藤摩弥らを相手に2回目の大会Vを目指す。

