【ボート】浜名湖PG1 鎌倉涼がイン逃げで悲願の女子ビッグタイトルを獲得

 ファンの声援に手を振る鎌倉涼
 優勝した鎌倉涼
 手を振る鎌倉涼
3枚

 「レディースチャンピオン・プレミアムG1」(11日、浜名湖)

 安定板装着でレースが行われ、1号艇の鎌倉涼(36)=大阪・100期・A1=が、インからコンマ14のSを決め、人気に応えて逃げ切った。デビューから18年、悲願だったG1初制覇で、女子ビッグレースのタイトルを獲得した。優勝は2023年7月の住之江ヴィーナスシリーズ以来で実に2年ぶり。通算では22回目の優勝を飾った。接戦の2着には3連覇を狙った遠藤エミ(滋賀)、3着には平山智加(香川)が入り、3連単の124は1番人気の決着だった。

 雨も、強い向かい風も、そして安定板も鎌倉には関係なし。インからコンマ14のSを決め、悲願だった女王の座に輝いた。

 超抜仕上げの遠藤の猛追にあって、最後まで余裕はなかった。「道中は、もうやめてよ!」って思っていた。それでも「このチャンスを逃すともう次がないと思った。早く3周来て!」と強い気持ちで3周を走り抜き、たくさんのファンが待ち構える女王のゴールを駆け抜けた。

 5年前に夫・深谷知博(静岡)が住む静岡に引っ越した。今回は深谷が育った浜名湖での決戦。「旦那にゲージをもらい、そのゲージで行って良かった」。そしてもうひとつ「子供に折り紙でお守りを作ってもらった。色を聞かれてたので、1号艇で乗りたいので“白”にしてもらった。来月は2人とも誕生日なので何かプレゼントしないと」と家族の支えには本当に感謝した。

 デビューから18年目、5回目の優出での女王戴冠となった。ここまでには産休、大けがといろいろなことがあったが「このタイトルが欲しいと思って選手を続けてきた。私はお父さんのすすめでレーサーになったので、お父さんが一番喜んでいると思う。プレゼントできて良かった」と夢に見てきたタイトル戴冠に、最高の笑顔を見せた。

 これで女子の賞金ランキングも一気に4位まで浮上した。2015年(福岡・優出5着)以来となる年末のクイーンズクライマックス(大村)出場も見えてきた。「久しぶりに行ける可能性が出たので、年末に向けてリズムを上げていきたい」。ここからが勝負だ。強いアイドルレーサー鎌倉が戻ってきた。これでまた女子戦が面白くなっていきそうだ。

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