立川競輪 デイリースポーツ杯2日開幕 武藤今年V4へ気合

 立川競輪の「F1・デイリースポーツ杯」が2日開幕。4日まで3日間の日程で開催される。シリーズをリードするのは武藤龍生。今年はF1戦で3回優勝と実績断然。立川デイリースポーツ杯は19年5月にも優勝している相性のいい大会だ。自在型の伊藤旭の動向も見逃せない。グランプリ優勝実績を持つ海老根恵太、井上昌己も参戦して大会を盛り上げる。

 武藤が今年4回目の優勝へ気合を入れる。直前のG1・高松宮記念杯(岸和田)は43443着と2次予選で敗退。不完全燃焼で終わっただけに、今場所は大事な一戦となる。5月のG1・日本選手権(名古屋)終了後に埼玉の大先輩・平原康多氏が引退。武藤は埼玉のエースとして若手を引っ張る存在だ。的確なさばきと鋭い差し脚を発揮して優勝をつかみ取る。地元の河村は武藤を援護しつつ、ゴール前で突っ込みを狙う。

 強敵は九州コンビの伊藤-井上。伊藤は今年のF1戦を5節走って4回決勝進出。1月の熊本では優勝を飾っている。井上は今年の優勝こそないが、5月武雄の3日間制G3で準優勝。近況は1着を量産しているように、差し脚は軽快。

 新鋭の中石は8月のG1・オールスター(函館)に推薦での出場が決定。自慢の脚力を発揮して上位進出を目指す。今節からS級1班に復帰するグランプリ覇者の海老根は、久しぶりの実戦となるが警戒が必要。

 伊藤が今年2回目の優勝を目指して立川に乗り込む。今年は1月の熊本F1で優勝からスタート。活躍を期待させたが、2月のG1・全日本選抜(豊橋)、5月のG1・日本選手権(名古屋)、6月のG1・高松宮記念杯(岸和田)と結果を残せていない。

 今の目標は来年2月に地元の熊本で開催されるG1・全日本選抜の出場権ゲット。選考期間は6~11月の6カ月間。1走たりとも無駄にせず、地元ビッグレースの出場を目指していく。

 立川は21年4月にA級で参加。3連勝の完全優勝。23年2月はS級で1、5、1着、同年8月は1、1、3着と好結果を残しているバンクだ。

 今回は同県の徳永哲人や中村圭志、九州地区の井上や林大悟と援軍が豊富。自力基本に何でもやっていくスタイルで優勝を狙っていく。

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