「ヴィーナスシリーズ第７戦　２０２５モーターボートレディスカップ」（３０日、住之江）

　１号艇で人気を背負った落合直子（４０）＝大阪・９４期・Ａ２＝がイン速攻で快勝。２２年９月の桐生以来、通算では９回目の優勝を地元で成し遂げた。２着は３コースからまくった竹井奈美（福岡）、３着には高憧四季（大阪）が続き順当な決着となった。

　地元インなら絶対に負けられない。落合が堂々の逃げで今年初Ｖを勝ち取った。優勝戦は「ペラを両面叩いてやっと出足がきた。今のが一番良かったですね」とインからコンマ０９の快Ｓを決めきっちり先マイ。２２年９月の桐生以来、久しぶりの勝利の美酒を味わった。

　住之江では２１年７月に行われた第３９回大会以来、３回目の優勝。ウイニングランでは地元ファンからの大声援を受け「うれしいですね。何回しても気持ちがいい」と心から勝利を喜んだ。

　７月から新期に切り替わり「ずっと調子が悪かったので、しょうがないと思ってます」とＢ１に降格となるが、今回の優勝はＡ級復帰への起爆剤となったはずだ。「モチベーションを上げていければいいですね」と戦う姿勢を崩さず、気迫の反攻で真夏のボート界を盛り上げていく。