【ボート】住之江タイトル戦 植田太一が23回目の優出で悲願の初優勝
「住之江王冠競走」(19日、住之江)
優勝戦は大波乱。1号艇で圧倒的な支持を集めた地元の上條暢嵩(大阪)が敗れ、3号艇の植田太一(35)=福岡・109期・A2=が3コースからツケマイを決め1着。うれしいデビュー初優勝を飾った。2着には小池修平(大阪)、3着には島村隆幸(徳島)が入り、3連単は11万5450円の大万舟券で決着した。
戦前は1号艇の上條で断然ムードの優勝戦だったが、まさかの大波乱。優勝を決めたのはデビュー初Vの植田だった。
進入はS展示同様に枠なりの3対3。インの上條はコンマ16のSを決めたが、植田が1Mツケマイを敢行。準優では「直線はやられるが回り足は上條選手よりいいかもしれない」と突き詰めた足に自信を持って優勝戦に挑み「優勝戦もターン回りには自信を持って行ったししっかりと生かせた」と豪快なターンで上條を撃破した。
23回目の優出で成し遂げたデビュー初優勝。「ホッとしています。なかなか優勝できなかったし苦手としている住之江で優勝ができたのは自信につながります」と優勝をかみしめた。「この優勝を励みにまた一つ、二つと優勝出来るように頑張ります」と最高の笑顔を見せていた。

