【ボート】地元の宮之原輝紀が多摩川イースタンヤングV 次節のSG・グラチャンに弾み

 「イースタンヤング・G3」(19日、多摩川)

 1号艇で人気を集めた宮之原輝紀(27)=東京・118期・A1=がインから逃げ切り、通算21回目、多摩川では3回目の優勝を飾った。2着には4号艇の吉田裕平(愛知)、3着には2号艇の沢田尚也(滋賀)が入り、3連単は820円の本命決着となった。

 宮之原が最後まで主役の座を譲らなかった。優勝戦は全艇が0台Sとスリット合戦になったが、インからコンマ08と踏み込み、1周1Mを先制すると、そのまま押し切り今年V5を決めた。「地元の多摩川なので優勝するって思いで来たので、すごいうれしい。1Mのターンも良かった」と笑顔でレースを振り返った。

 9月のプレミアムG1・ヤングダービー(宮島)は昨年9月の津周年優勝戦Fの罰則で出場できないが、これで3節連続Vとなり、次節のSG・グランドチャンピオン(戸田)は最高のリズムで迎えられることは間違いない。

 「もちろん勝ちたいけど、そんな甘いレースではないので気負いはせず、しっかり攻めるレースをしたい」と気合十分。「5月の多摩川の後に一緒にご飯へ行っていい刺激をもらった」と話すSG連続Vの佐藤隆太郎(東京)に続き、東都の若武者が戸田で大暴れを誓った。

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