【ボート】とこなめG2 ファン投票1位の浜田亜理沙がイン逃げで完勝 初のG2タイトル獲得
「レディースオールスター・G2」(18日、とこなめ)
1号艇の浜田亜理沙(37)=埼玉・104期・A1=が、イン逃げで快勝。2024年3月、津でのヴィーナスシリーズ以来となる、通算12回目の優勝で、G2は初制覇。昨年大会(宮島)の守屋美穂(岡山)に続き、2年連続でファン投票1位選手の優勝となった。大混戦となった2着争いは6号艇の遠藤エミ(滋賀)が2周2M逆転で制し、3着には2号艇の川井萌(静岡)が入った。
浜田が、ここ一番の集中力でSを決め、Vにつなげた。展示がコンマ08、本番がコンマ09と寸分の狂いもなし。「ここは優勝するつもりでいたし、行ける範囲で。これが私の精いっぱい」。期代わり初日だった5月1日に、地元の戸田でいきなりフライング(F)。今回、もしここでFならG2優勝戦の罰則に加えて、5月から適用の新ルールで事故点が一気に50点も加算される。その重圧の中で快ショットを踏み込んだ。
Sが完璧なら、仕上がりも文句なし。「Sから1M、ターン出口から先と全て良かった。今節でベストの状態」と胸を張る。Sさえ決まれば、あとは強力足で突き放す一方。大混戦の2着争いを尻目に、一人旅でG2初制覇のVゴールへ駆け込んだ。
ファン投票1位からの優勝。「駄目な時も応援してくれて、次も頑張ろうと思わせてくれる」というファンへの、最大の恩返しだ。優勝戦後のパレードでは大歓声で祝福され「年末(2023年クイーンズクライマックス・多摩川)の景色が良くて、また味わいたいと思っていた。もう一回味わえてよかった」と感激に浸った。
次節はSG・ボートレースオールスター(27日~6月1日・まるがめ)だ。こちらもファン投票で出場権を与えられた。「ホントにありがたい、としか思えない。目の前の1着をたくさん取りたい」。再びファンの支えを力に変え、今度はSG級レーサーに立ち向かう。



