【ボート】住之江 地元G1覇者の新エース・上條暢嵩が準優でインの松井繁を撃破

 「オール大阪2025ラピートカップ」(6日、住之江)

 大阪の新エースが頂点を獲りに行く。上條暢嵩(31)=大阪・110期・A1=は準優10R、3コースからまくりで1着。インに陣取っていた松井繁(大阪)を撃破した。「自分のイメージしていた外マイが決まってくれた。出足も良かった」と手応え十分。「(3日目に)整備してから上積みができていて、ペラさえ失敗しなければ全体にいい」ときっちり仕上がった。

 前節の太閤賞で地元G1初優勝。悲願のタイトルを手にし、レース後は涙を流した。だが、その余韻は残していない。「太閤賞のことはもう忘れている。それはそれで、今は新期って感じですね」。地元G1覇者として期待を背負った今節だったが、重圧を力に変えて結果を出した。

 これでオール大阪は23年ラピートカップから7節連続優出。「たまたまですよ」と意に介さなかったが、土壇場の勝負強さはピカイチだ。白熱のGW決戦はいよいよラスト。上條が3枠から強さを証明する。

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