「ルーキーシリーズ第５戦」（１１日、まるがめ）

　１号艇の飛田江己（２３）＝埼玉・１２８期・Ａ１＝が、インからトップＳを決めて、あっさり逃げ切った。２月のからつ一般戦以来となる今年２回目、通算では６回目の優勝を飾った。２着にはＧ１タイトルホルダーでもある末永和也（佐賀）、３着には安河内健（佐賀）が入った。

　飛田が最後までリズムの良さで圧倒した。インからコンマ０４のトップＳ（スタート）を決めて１周１Ｍを先マイ。ただ一人の０台Ｓを決められては他の５人はなすすべもない。バックでは後続を一気に突き放して決着をつけた。

　「Ｓは放りながらだったけど、入っていて良かった。ホッとした」と苦笑い。そして「仕上がりは完璧だった。まるがめは２０２２年７月に初めて予選を突破した場所なので好きだったけど、これで大好きになった」と満面の笑みがこぼれた。

　通算６回目、今年は２月のからつに続いて２回目の優勝だが、昨年１０月以降の半年間ではこれでＶ５と、完全に覚醒ムードが漂っている。今後の目標は「１０月のＳＧ・ダービー出場を意識しているので勝率を上げたいし、来年３月のＳＧ・クラシック出場を考えると、今年は６回以上の優勝を目指している」と意欲満々。この後もルーキーシリーズが続くだけにＶ回数はどんどん増えていきそうな気配だ。近い将来、ＳＧ、Ｇ１の大舞台での活躍が見られるに違いない。