「開設７３周年記念グランプリレース・Ｇ１」（５日、川口）

　黒川京介（２６）＝川口・３３期＝が初日９Ｒ、５番手から追い込んで快勝。史上１５人目（現役１２人目）の１０連勝を達成した。地元の川口に限れば今年負け知らずの１４連勝だ。

　オートレースが勝ち上がり制になった１９７５年以降、１０連勝達成は鈴木圭一郎（１８連勝など４回）、青山周平（１６連勝など８回）、中村雅人（１５連勝）、高橋貢（１４連勝など４回）、佐藤励（１４連勝）、浅倉樹良（１３連勝）、飯塚将光（１２連勝など２回）、田代祐一（１２連勝）、和久田正勝、岩田行雄、木村武之（１１連勝）、篠崎実、上和田拓海、丹村飛竜（１０連勝）に続き２９回目。

　「まさか１０連勝できるなんて思ってなかったのでうれしいです。森（且行）さんが速い試走タイムを出していたので、スタートで行かないとと緊張しました。エンジンは安定しているので、２日目からも頑張ります」と左右の指を１０本立てて“黒ちゃんスマイル”。

　今年はこれまで２５戦して１８勝で、勝率７２％と絶好調。正月の地元優勝戦では上がり３秒３０４（１００メートル平均）の高速タイムを出し、川口６周戦のコースレコードを２３年ぶりに更新。この日で通算２９９勝となり、２日目に１１連勝と区切りの３００勝を目指す。