【ボート】稲田浩二がイン逃げで近畿地区選を初制覇
「近畿地区選手権・G1」(8日、三国)
1号艇の稲田浩二(40)=兵庫・94期・A1=が逃げて1着。近畿地区選は初、G1は2022年10月の尼崎周年以来となる4回目の優勝を飾り、今春のSG・ボートレースクラシック(3月25~30日・若松)の出場権を獲得した。2、3着には松田祐季、井上一輝が入った。
堂々の速攻戦で、稲田が初となる“近畿ナンバーワン”の座に就いた。シリーズを通して寒波の影響を大きく受け、最終日も1Rから安定板装着の2周レースという厳しいコンディションの中で争われたが、インからコンマ04のトップSを決めて隙を与えず押し切った。「1号艇だったのでホッとしています。速いとは思ったけど自信を持って行けた。いいSを行けたと思う」と、自慢のS力を存分に見せつけ、6艇で唯一の0台Sを決めて、他艇を寄せ付けなかった。
近畿地区の頂点に立つとともに、3月に若松で開催されるSG・ボートレースクラシックの出場権利も獲得した。「これ(今回の優勝)で、(ボートレースクラシック以外に)出られるSGも出てくると思うので、もう少し上を目指して頑張っていきたい」と、これからのSG戦線での活躍に力を込めた。強豪レーサーが集う近畿のナンバーワンとしてさらなる高みへ力強く歩みを進めていく。





