【競輪】武雄G3 深谷知広が激しい攻防戦を制し、通算20回目の記念優勝
「大楠賞争奪戦・G3」(14日、武雄)
深谷知広(34)=静岡・96期・SS=が最終2角から自力に転じてまくりで優勝。記念は昨年8月の松戸以来で20回目、今年初優勝を手にした。2着には深谷後位の阿部力也、3着に阿部後位の大槻寛徳が入り人気サイドでの決着となった。
激しい攻防戦を深谷が力で乗り越えた。根田を目標にレースを進め、前が止まったと判断して最終2角から自力を繰り出し「遠回りになったが、超えられてよかった」と先頭でゴール。今年初優勝を達成した。
S班に復帰してここまで優勝がなく「S班として優勝がなかったのは気にかけていた。うれしいけど、その先に必要な優勝がある」と視線はビッグレースに向いている。
今年は郡司浩平がG1・全日本選抜(岐阜)で優勝しグランプリの切符をゲット。岩本俊介もG1・日本選手権(平)で準優勝し年末の大一番が狙える位置に付けている。南関勢が盛り上がっているだけに、その波に乗り遅れるわけにはいかない。「G1を優勝すれば、自然とそこに行ける。そこを目指して一戦一戦勝ちに行きたい」とG1タイトルを勝ち取ってグランプリ出場を目指す。