【ボート】在校勝率1位の長谷川暖がまくり2発 高校サッカー強豪の米子北出身

 ボートレース第134期修了記念競走が22日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われた。在校勝率1位ながら事故率で養成所チャンプ決定戦に出場できなかった長谷川暖(19)=岡山=は、豪快なまくり2連発で唯一の2勝をマークした。

 素質の高さを証明した。長谷川は2R、3コースから全速Sで豪快な一発を放つと、1号艇だった4Rは宣言通り6コースに入って大外まくりを決めた。「元々伸び型のエンジン。Sを全速でいってまくることを意識して調整してきた。一つ前のレースで全速Sを決められていたので自信を持っていけました」。親族や関係者が集まった晴れ舞台で強烈なインパクトを刻んだ。

 リーグ戦でのフライングの影響で事故率が基準値を超えてしまい、勝率トップながら、チャンプ決定戦に挑戦することができなかった。それでも本人は「いい勉強とポジティブに思って。(デビューしても)事故点だけには気をつけたい」と前を向いた。

 学生時代はサッカー一筋に生きた。中学生時に鳥取県選抜に選ばれ、高校は強豪の米子北に進学。全力を尽くすもプロサッカー選手への壁を感じたことからボートレーサーを目標に定めた。

 デビュー戦は5月29日の児島一般戦だ。「水神祭を挙げる気持ちを持っていければ。将来的にはSGで活躍できるレーサーになりたい」と高い目標を掲げる。次世代のスター候補が覚悟を持ってプロの世界に飛び込む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス