【ボート】134期の養成所チャンプは小林甘寧 絶妙の差しでハイレベルな争い制す

 修了記念レースを終えた134期たち
 134期養成所チャンプに輝いた小林甘寧(中央)。左は2着の萩原丈太朗、右は3着の谷口丞
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 ボートレースの第134期修了記念競走が22日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われた。5Rの養成所チャンプ決定戦では2号艇の小林甘寧(20)=広島=が差しを決めて1着。134期養成所チャンプの座に輝いた。広島支部の修了記念チャンプは89期の吉本玲緒以来4人目。修了記念レースを終えた男子16人、女子9人は5月から全国各地でデビューする。

 心身ともに鍛え抜いた“濃い”1年間。最後のレースで小林がやってのけた。コンマ11の好Sを決めると、3号艇の谷口丞(20)=滋賀=を警戒しつつ冷静に差し切った。134期は近年まれに見るハイレベルな候補生がそろい「本当にみんなレベルが高い。その中で(養成所チャンプを)取れたのは自分の自信につながります」。仲間からの手荒い祝福を受け、充実の表情を浮かべた。

 好きな言葉は「愛情」。養成所の思い出としてランニング中に見た虹の景色を挙げた。名前の由来は中国の三国時代に活躍した伝説の武将・甘寧から。表彰式では壇上から両親に向かって「感謝を届けたいです」と真っすぐな言葉で今後の活躍を誓った。

 デビュー戦はB1級扱いで5月27日の宮島に決定。「自分らしいレースを続けていけたら」と力を込めた小林。キラリと光る素質を磨き上げていく。

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