【ボート】毒島誠が2コース差しで3年4カ月ぶり8回目のSG制覇

 表彰式でカップを手にガッツポーズの毒島誠
 後輩の長田頼宗、椎名豊に祝福される毒島誠
 久々のSG優勝でファンに手をふる毒島誠
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 「ボートレースクラシック・SG」(20日、戸田)

 今年最初のSG優勝戦は、2号艇で出場した毒島誠(40)=群馬・92期・A1=が、2コースから差しを決めて、2020年チャレンジカップ(蒲郡)以来となる、8回目のSG制覇を飾った。2着には6号艇の平本真之(愛知)、3着には4号艇の宮之原輝紀(東京)が入り、3連単は3万7710円の高配当だった。なお、人気を集めた1号艇の吉川元浩(兵庫)は1周1Mで転覆失格となった。

 最終日は11Rまで緩い向かい風が吹いていたが、優勝戦のS展示から気象条件は一変。雨が降り、10メートルの強い追い風が吹き荒れた。難しいコンディションとなったが、スロー3艇は1号艇の吉川元浩と、3号艇の土屋智則が、ともにコンマ05のトップタイのスタート。2人にはさまれた形になった毒島誠はコンマ08のスタートで、冷静に吉川元浩の懐を差し切った。

 「水面も水面だったし、2号艇だったし、いつも通り行きました。勝因は風ですね。追い風は大好物です。スタートは少し様子を見たけど、そこもしっかり行けたと思います」。先マイに持ち込んだ吉川は態勢を崩して転覆。土屋は吉川を避けられず接触して不完走失格の憂き目。先頭に躍り出た毒島に、早々とVゴールまでの道が開けた。

 SG・ボートレースクラシックは意外にも初Vで、SGの通算優勝は歴代10位タイとなる8回目。2020年11月のSG・チャレンジカップ(蒲郡)以来となる、3年4カ月ぶりで、「正直、長かったです。自分にはもうチャンスはないのかなって思っていました」とかみしめていた。

 「戸田は準地元、いや、地元だと思っています。昔から練習させてもらったりしていたし、ここで取りたかった」と思い入れの深い水面でつかんだ栄冠に笑顔は満開。表彰式に駆けつけた多くのファンの前では「たくさんの方に応援してもらっているし、これからも自分のできる限りを尽くして1走1走頑張ります」と力強くアピールしていた。

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