【競輪】平塚日本選手権 山口拳矢がG1初優勝 中四国勢後位から直線強襲でV奪取

 優勝カップを手にする山口拳矢(撮影・堀内翔)
 優勝して花束を手にする山口拳矢。右は筧美和子(撮影・堀内翔)
 ポーズを決める山口拳矢。右は父の幸二氏(撮影・堀内翔)
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 「日本選手権競輪・G1」(7日、平塚)

 11Rで決勝戦が行われ、番手まくりを敢行した清水裕友(山口)を、直線で外を伸びた山口拳矢(27)=岐阜・117期・S1=が抜いて、G1初優勝。賞金8600万円(副賞込み)を獲得し、KEIRINグランプリ2023(12月30日・立川)の出場権も手に入れた。清水は惜しくも2着。新山響平(青森)マークから切り替えて内を突き、直線で中を伸びた佐藤慎太郎(福島)が3着に入った。

 少し遅れてガッツポーズ。ゴールしてから半信半疑だった山口拳は、観客の声援と大型ビジョンで1着を確信し、半周過ぎから手を上げて喜びを爆発させた。レースは赤板前に脇本雄太(福井)-古性優作(大阪)が誘導員との車間を空けたため、上昇した犬伏湧也(徳島)-清水-香川雄介(香川)が誘導員を追いかけて、打鐘前から先行。山口は切り替えて中四国勢を追走し、犬伏は後続の仕掛けを許さず、ハイペースで飛ばす。清水は最終バックから番手まくりを敢行。最後まで踏み切ったが、中四国勢後位から外を伸びた山口が先頭でゴールを駆け抜けた。

 優勝した山口は「最終2角で行こうと思ったけど、清水さんが出ていったので。自分の行けるところから踏みました」と振り返った。G1優勝に関しては「信じられないです。でも、何となく行けそうな予感はありました」とニンマリ。12月27日からはS級S班として戦い、KEIRINグランプリにも出場する。「(競走)スタイルを崩すことはありません。グランプリで優勝できるように頑張ります」と抱負を語った。

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