【競輪】玉野記念は小原太樹が番手差しで制圧 尼神インター渚らが祝福

 賞金ボードを掲げる小原太樹
 玉野ほほえみマリン大使(左から2人)、尼神インター渚(左から4日目)らに祝福された小原太樹(中央)
 玉野記念を制した小原太樹
3枚

 「瀬戸の王子杯争奪戦・G3」(29日、玉野)

 12Rで決勝戦が行われ、小原太樹(34)=神奈川・95期・S1=が1着。最終ホーム8番手からまくった渡辺雄太(静岡)目標から、直線で伸びて、2018年4月の川崎記念以来、通算2回目のG3優勝を飾り、賞金438万円を獲得。表彰式では玉野市観光大使に就任した尼神インター渚らに祝福された。2着は太田海也(岡山)マークから切り替えて小原を追走し、直線で外を伸びた松浦悠士(広島)、3着は単騎で内を突いてから直線で強襲してきた佐藤慎太郎(福島)が入った。

 2日目からフレームを替えて、強力な伸びを披露。ヒーローの小原は「記念初優勝も8番車。(この車番は)縁があるのかな」と恥ずかしそうに笑った。

 約5年ぶりのG3優勝。「渡辺君のおかげです」と先導役に感謝した。レースは太田-松浦-荒井崇博(長崎)、森田優弥(埼玉)-坂井洋(栃木)-吉沢純平(茨城)の2ラインで激しい主導権争いに。8番手で戦況を見極めていた渡辺が最終ホームからまくり上げる。最終バック手前で出切ると、小原はしっかり渡辺に続く。最後は「無我夢中でハンドルを投げました」とこん身の差しハンドルで1着をもぎ取った。

 「いいときもあれば、悪いときもありました」とG3優勝から遠ざかった5年間を振り返った小原。「これを弾みに上がっていきます」。これまではG1の決勝で3着が最高の成績(19年6月の高松宮記念杯=岸和田、22年11月の競輪祭=小倉)。それを上回るべく、小原は鋭脚を磨き上げて、上位陣と互角に戦う。

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