【POG】ワンツーフィニッシュなるか!? 前走Vの寺島厩舎2騎は伏竜Sへ(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週の当欄で取り上げたマイネルラウレア(牡、宮)が、体調が整わず毎日杯(25日・阪神、芝1800m)の出走を見送ることになった。次走は未定だが、現在の獲得賞金が1600万円なので、出走が可能なら皐月賞(4月16日・中山、芝2000m)へ直行する可能性もありそうだ。今後の動向に注目したい。

 12日のフィリーズレビューはドゥラメンテ産駒のシングザットソング(牝、高野)が好位から抜け出してV。前の馬に厳しい流れを積極的なレース運びで押し切った内容は着差(首)以上に強かった。次走は桜花賞(4月9日・阪神、芝1600m)を予定。キャリア4戦でまだ伸びしろも見込めるだけに、本番でも期待は十分だ。

 同日阪神の3歳1勝クラス(ダート1400m)を勝ったモックモック(牡、寺島)は、引き続き今村Jで伏竜S(25日・中山、ダート1800m)へ。師は「前走は流れが向いた面もありましたが、外枠で道中も外々を回る形で強い内容でした」と愛馬を褒めたたえた。初の千八については「前走の内容を見ると、距離は問題ないと思います。千四で砂をかぶって進みが悪くなるよりは、むしろいいかもしれません」と前向きに捉えていた。僚馬で4日阪神の3歳1勝クラス(ダート1800m)を勝ったベンダバリラビア(牡)も田辺Jで出走を予定。厩舎2頭出しで挑む。後者については「前走は初めての右回りでしたが、直線に入ってからの加速がすごかったです。今度も自分のリズムで運んで、末脚を生かせれば」と期待は十分。ワンツーフィニッシュを狙う。

 共同通信杯を制したファントムシーフ(牡、西村)は、引き続きルメールJで皐月賞へ向かうことになった。前走を振り返って、師は「位置を取って競馬をしてほしいと考えていましたので、理想通りの競馬ができました。いい内容で勝てました」と笑顔。スタートで後手に回って4着に敗れたホープフルSからの成長をしっかりと示した。中山、東京の両コースを既に経験しているのは大きな強み。年を越してひと皮むけた今なら、中山コースでもいいパフォーマンスを見せてくれそうだ。今後も大いに注目していきたい。(馬三郎栗東支局・塩手)

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