【スプリングS】アイスグリーン皐月への氷壁突破だ 池見助手「当日のテンションが鍵」 

 「スプリングS・G2」(19日、中山)

 5カ月半ぶりのあすなろ賞を制し、勢いに乗って重賞に再挑戦するアイスグリーン。レース前のイレ込みが激しいなど、まだ成長段階ではあるものの、潜在能力の高さは間違いなし。きっちりと権利を獲得して、クラシックへと歩を進める。

 今度こそ重賞の壁を乗り越えたい。2走前の新潟2歳Sで5着に敗れたアイスグリーンが、再び重賞の舞台に駒を進めてきた。下馬評はそれほど高くないが、小倉で2戦2勝という小回り巧者。恐らく、初となる中山コースへの適性は高い。

 前走のあすなろ賞は、スタートでやや出負けして道中は中団後方の位置取りだったが、3角手前から一気にまくり進出。かなり長く脚を使った分、直線ではいったん2着馬に前へ出られたものの、ど根性で差し返した。

 池見助手は「前走は壁をつくれず外々を回りましたが、強いレースをしてくれた。内容は良かったと思いますし、小回りの条件は悪くありません」と前走のレースぶりを高く評価。首差という結果以上に、内容自体はかなり濃いものだった。

 ただ、課題がないわけではない。それは精神面の幼さだ。レース前のテンションが高く、特に新潟2歳Sではかなりイレ込んでしまい、勝負の前に体力を消耗してしまった。前走も多少マシだったとはいえ、気負う面があったのは確かだ。

 「馬場入りでテンションが上がってしまう。日曜(12日)の調教では落ち着いていましたが、当日のテンションが鍵になります」と同助手。V2の内容、そして重賞で1番人気に支持された背景からも、素質の高さに疑う余地はない。ゲート入りまでを冷静に運べさえすれば、皐月賞の権利獲りが見えてくる。

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