“新人一番星”田口貫太 次はJRA初星だ 一足先に笠松でメモリアルV
ルーキーの田口貫太騎手(19)=栗東・大橋=が8日、笠松のJRA交流競走・朧月特別に騎乗して待望の初勝利。23年デビューの新人6人の中で一番乗りの勝利を挙げた。
自厩舎のサンマルパトロールで地方競馬初騎乗初勝利。2番手から鮮やかに抜け出し、1番人気に応えた。4日の阪神でデビューし、通算10戦目でV。田口は「うれしかったです。大橋先生が強い馬を用意してくださった。本当に感謝しています。いいタイミングで乗せてもらい、無事に勝たせることができて良かったです」と明るい表情を見せた。
父・輝彦さんが調教師として居を構える笠松でのメモリアルVに「両親も見に来てくれていました。“良かったな”と声を掛けてもらいました」と笑顔。師匠の大橋師は「俺よりもお父さんの方が安心したんじゃないかな(笑)。負け続けると悩んでしまうけど、どこでも一つ勝てば自信になるから」と、弟子のさらなる飛躍を期待していた。
初Vの勢いそのままに、9日にも笠松9RのJRA交流競走・花見月特別で4番人気のメイショウサトワ(牡5歳、栗東・大橋)を勝利へと導いた。次なる目標はもちろんJRA初勝利。今週は自厩舎の土曜阪神4Rレッツゴーローズ、日曜阪神3RシゲルショウタイムがV候補だ。(デイリースポーツ・松浦孝司)