【京都記念】ドウデュース 貫禄ある走りみせる 23年始動戦へ動きパワフル

 「京都記念・G2」(12日、阪神)

 22年のダービー馬ドウデュースが23年の始動戦に向け、8日に栗東DPで最終リハ。凱旋門賞19着からの仕切り直しの一戦へ、力強い末脚を繰り出した。21年の年度代表馬エフフォーリアは美浦Wで、復活を漂わせる仕上がりを披露した。

 ダービー馬の貫禄を見せつける。23年の始動戦を迎えるドウデュースは8日に栗東DPで単走。リズム良く運び、直線で促されると力強く末脚を伸ばした。時計は6F82秒6-36秒4-11秒2。さすがの動きに、友道師は「しまいだけ伸ばすような感じで。最後の反応は良かったですし、体も締まってきて、いい感じで臨めると思います」と満足そうに話した。

 前走の凱旋門賞は19着と大敗。直前の降雨による泥んこ馬場に加え、慣れない海外遠征も影響したか。指揮官は「体的にどこが悪いとかではなく、痛いところもなかった。でも、心身ともに日本にいる時とは全然違っていました」と振り返る。

 帰国後は馬体重の減少など疲れは見られたものの、「牧場の方に良くしていただいたこともあって、帰ってきた途端に(状態は)良くなりました。ジャパンCにも使えそうな感じはあったけど、無理をせずにここまで待ちました」と説明。時間をかけ、余裕を持った調整で態勢は整った。

 この先には、ドバイターフ・G1(3月25日・UAEメイダン)での世界再挑戦も控える。トレーナーは「ドバイへの輸送なども考慮しながらやってきたけど、いい感じに仕上がったと思います。豪華なメンバーになったが、ダービー馬としての走りを見せてほしい」と期待を寄せる。次なる目標へ弾みをつけるべく、仕切り直しの一戦に全力で挑む。

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