【きさらぎ賞展望】素質馬対決!オープンファイアVSフリームファクシ
「きさらぎ賞・G3」(2月5日、中京)
少頭数ながらも好素材が桶狭間に集結。中心を担うのはディープインパクト最終世代のオープンファイアだ。今回と同舞台の新馬戦は、上がり3F33秒4の末脚を繰り出して差し切りV。連勝を狙ったアイビーSでは3着に敗れたものの、断トツの上がりで上位に詰め寄り、素質の一端を見せつけた。斉藤崇師は「最後にいい脚を使うのがディープインパクトっぽいです」と良血馬らしさを感じ取る。きっちり結果を残して、春へ駒を進めたい。
栗東トレセンの関係者間で“ダービー馬候補”と名高いフリームファクシもVの有力候補。1週前リハは降雪の影響で重たい馬場だったが、栗東坂路でラスト1F12秒1をマーク。山田助手は「いつもいい動きなので、特に言うことはありませんね。ポテンシャルがものすごく高い」と抜群の評価だ。半姉は世界を制したディアドラ。3連勝での重賞タイトル奪取なら、一躍クラシック戦線の中心的存在となる。
他では、宮本師が「ボルドグフーシュに走り方が似ている」と有馬記念2着馬を引き合いに出して評価するノーブルライジングや、出世レースのエリカ賞を制したレミージュ、ダートで圧勝して初めて芝にチャレンジするクールミラボーも虎視たんたんと上位を狙う。