【ボート】片岡雅裕が浜名湖メモリアルでSG初V 2艇Fの乱戦制して涙の頂点

 SG・ボートレースメモリアルを制した片岡雅裕
 優勝者インタビューで感極まる片岡雅裕
 SG初優勝を飾り笑顔を見せる片岡雅裕
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 「ボートレースメモリアル・SG」(28日、浜名湖)

 波乱の幕切れとなった-。3号艇の新田雄史(三重)、4号艇の白井英治(山口)がフライング(F)、6コースから最内を差した片岡雅裕(36)=香川・101期・A1=が繰り上がりで1着。SGは7月オーシャンカップ(尼崎)に続く3回目の優出で初優勝、通算では28回目の優勝を飾った。なお、2艇のFで優勝戦は13億4993万3200円が返還となった。

 まさかの結末となった優勝戦を制したのは片岡だった。6コースから最内を差してバックは2番手だったが、前を走る3号艇にFの判定が下り、先頭に躍り出ると、3周しっかりと走り抜き、SG初制覇のVゴールを駆け抜けた。「バックに出てから3(新田)と4(白井)に(Fの表示が)ついているのが見えて、あれ?1着だと思って。山口さんが隣にいたのでしっかり回ろうと思った」と冷静な立ち回りでVをつかんだが、ピットに引き揚げると目頭から涙がこぼれた。「師匠(秋山広一)と出会ったときのこととかを思い出したら泣けてきた」と、ようやくつかんだSG初Vの喜びをかみ締めた。

 7月のオーシャンカップ(尼崎)でも優出(6着)。SG連続優出で手にした栄冠。「チャンスは少ないと思っていたが、風が吹いてきたので何かあるかなと。あの風は結構大きかった」と、不利とされる6号艇だったが、諦めない気持ちがVを呼び込んだ。

 この優勝で賞金ランキングは3位に浮上。初のグランプリ出場も視界に捉えた。「見たことのない景色も見えると思うし、しっかりイメージして進んでいきたい」。SGタイトルホルダーとなっても変わらず実直にボートレースと向き合いながら結果を積み重ねていく。

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