【関屋記念】現役最年長56歳の柴田善臣「もう、オレは化石」 34年ぶりV狙う

 「関屋記念・G3」(14日、新潟)

 7月30日に56歳になった現役最年長の柴田善臣騎手(美浦・フリー)が、ピースワンパラディとの初コンビで34年ぶりの関屋記念2勝目を狙う。88年はヒシノリフオーで逃げ切りV。当時は中山競馬場改築に伴い、福島芝1200メートルが舞台だった。昭和63年の出来事に、「そんな時代から乗ってるのかぁ。もう、オレは化石だな」と笑った。

 10日朝はピースワンパラディの最終リハに騎乗。21年の京都金杯2着以来、1年7カ月ぶりになるパートナーに「少し反応が良くなったかな。ブランクは長いが左回りのマイルはいいと思う。乗れなければチャンスがないからね。ありがたい」と楽しみにする。

 頸椎椎間板ヘルニアの手術から5月22日に復帰して約2カ月。「まだ違和感はあるけど、馬に乗れば大丈夫だよ」と問題なしを強調する。16日にはクラスターC(リュウノユキナ)で盛岡へ。27、28日にはワールドオールスタージョッキーズ出場のため、2年ぶり札幌へ参戦。「暑いけど馬に乗っていれば楽しい。酒も旨いよ」と額に汗を光らせる。56歳の夏はこれから本番だ。(デイリースポーツ・村上英明)

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