【CBC賞】今村聖奈 テイエムスパーダで重賞初挑戦 ハンデ48キロで白羽の矢

 重賞初騎乗が決まった今村聖奈
 軽量を生かしたいテイエムスパーダ(撮影・石湯恒介)
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 「CBC賞・G3」(7月3日、小倉)

 新たな快挙達成の好機が巡ってきた。既に女性騎手のデビュー年最多勝利記録を塗り替えたルーキーの今村聖奈が、テイエムスパーダとのコンビで重賞に初挑戦する。当初は国分恭が騎乗予定だったが、ハンデが想定より1キロ軽い48キロに。さすがに厳しいという判断から白羽の矢が立った。

 「前走が強かったですからね。追い切りに乗る予定なので、そこで感触をつかめれば。チャンスがある馬ですし、頑張りたいです」と聖奈。先週は勝ち星がなく8週連続Vは逃したが、巡ってきた初の舞台に向け、熱く意気込みを語った。

 前走から中1週。ローテはやや厳しく映るものの、「早く回復してくれたし、順調だよ」と五十嵐師は笑顔で不安を打ち消した。「斤量差があるし、前々で運んで、どれだけ残れるかという競馬になるかな」と先行策をオーダー予定。小倉は3戦3連対。スピードを武器とするテイエムスパーダにとっては絶好と言える舞台だろう。

 重賞初騎乗初Vとなれば、08年の宮崎(愛知杯=セラフィックロンプ)以来、史上5人目となる快挙。ここまで新人最多の16勝をマークしている聖奈が、突如舞い降りたチャンスを生かして新たな歴史を刻む。

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