【函館スプリントS】キルロード絶好 抜群の動き披露 7歳も年齢の衰えなし

 「函館スプリントS・G3」(12日、函館)

 高松宮記念3着のキルロードが9日、函館Wでの併せ馬で軽快な走りを披露した。G1の前走は人気薄で波乱を演出したが、G3の今回は堂々と主役級での参戦。7歳にして重賞初タイトル獲得なるか、大きな注目が集まる。

 高松宮記念では17番人気の前評判を覆して、勝ったナランフレグと同タイムの3着に激走したキルロード。7歳になっても、全く年齢的な衰えを感じさせない充実ぶり。併せ馬でも文句なしの動きを披露した。

 前走に引き続きコンビを組む菊沢を背にプレミアエンブレム(4歳2勝クラス)と函館Wへ。3コーナー過ぎからペースアップ、ラストは内から馬体を並べ余力十分の手応えで併入した。タイムは4F54秒4-39秒2-12秒7。感触を確かめた鞍上は「函館のWコースは時計がかかるのでサラッとでいい、と(田村)先生から指示を受けていました。楽に馬なりで動けましたね」と好仕上がりに笑みがこぼれた。先週末に函館入りする前に、美浦Wで2週続けて併せ馬を消化。この日は半マイル追いの微調整だったが、高いレベルで好調をキープしており、状態面に不安は全く見られない。

 函館に入厩直後はピリピリしたところもあったが、すぐに落ち着いたという。「すごい適応力ですよね。7歳だけど、年齢より馬は若いと思います」と菊沢も感心しきり。函館は初めてだが、同じ洋芝の札幌では2歳時に2戦して2着2回と適性は問題なし。「タフな馬場は合うと思っています」と重賞初Vへ主戦は力を込めた。

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