【POG】3回東京前半デビュー馬をまとめました(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 ダービールールのPOGに参加されている皆様。いよいよオーラス、日本ダービーの週がやってまいりました。21-22年度はPOG的には決して人気だった言えない馬たちが大レースを制しており、なかなか難しいシーズンとなったのではないでしょうか。自分はというと…ノーコメントで(笑)。29日の3歳1勝クラスに出走するダノンギャラクシーがダービーよりも速い時計で勝ったら幻のダービー馬を指名していたと一人でニヤニヤしたいと思います。

 さて冗談はさておき、来週から始まる新馬戦。3回東京前半に予定されている馬を何頭かご紹介したいと思います。既出の馬もいますが、まとめということでお願いします。

6月4日 東京芝1600m

エゾダイモン(牡、武幸、父ハーツクライ、母メジロツボネ) 武豊

オールパルフェ(牡、和田雄、父リアルスティール、母クイーングラス) 大野

コンイルヴェント(牡、高木、父ミッキーアイル、母ランデックギブリ) 菅原明

スティルディマーレ(牡、国枝、父ロードカナロア、母コケレール)横山武

ノッキングポイント(牡、木村、父モーリス、母チェッキーノ)ルメール

6月5日 東京芝1600m(牝馬限定)

エルダーサイン(牝、国枝、父ハーツクライ、母コンドコマンド)ルメール

エンジェリックアイ(牝、牧、父エピファネイア、母ファンタジックアイ)石橋脩

メリオルヴィータ(牝、池上、父ダイワメジャー、母メリオーラ)福永

モリアーナ(牝、武藤、父エピファネイア、母ガルデルスリール)武藤

6月5日 東京芝1400m

クラックオブドーン(牡、中舘、父サトノクラウン、母クラックシード)福永

シャンディエン(牡、林、父ドレフォン、母デグラーティア)レーン

ナゴミチャン(牝、大和田、父ドゥラメンテ、母アンズチャン)三浦

マローディープ(牡、木村、父スクリーンヒーロー、母モルジアナ)ルメール

 6月4日の新馬戦はノッキングポイント、スティルディマーレあたりが人気になりそうですが、何と言っても注目はグローリーヴェイズの異父弟となるエゾダイモン。関西馬ですが東京デビューを予定しています。追うごとにしっかり動けるようになっている印象ですし、どういうレースをしてくれるか楽しみですね。

 6月5日の芝1600mはメリオルヴィータに注目。2週連続で福永Jにまたがってもらっており、動きがスムーズになってきた印象。牧場サイドからの期待も相当に大きいとのことで、まずはデビュー戦がどんな走りをしてくれるか。

 1400mのデビュー予定馬はどの馬もしっかり動けている印象で、混戦になるかと思っています。案外一番メンバーがそろっているのもここかもしれません。

 さて、ブラストワンピースの全弟ブラストウェーブ(牡、大竹、父ハービンジャー、母ツルマルワンピース)が26日に美浦へ帰厩しました。クラブ発表では3回東京デビューとアナウンスされていますが、このタイミングでの入厩だと後半でしょうね。

 ステルヴィオの全妹ウンブライル(牝、木村、父ロードカナロア、母ラルケット)も帰厩。6月18日の東京芝1400mでのデビューを目指します。

 美浦で調整が進められている良血馬エルカリエンテ(牡、大和田、父エイシンヒカリ、母ミスパスカリ)は、このままじっくり乗り込んでからデビュー戦を決めるようで、少なくても東京開催のデビューはないとのことです。(馬三郎美浦支局・木村)

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