「オールスターオートレース・ＳＧ」（２９日、川口）

　女子レーサーの佐藤摩弥（２９）＝川口・３１期＝が、開催４日目８Ｒの準々決勝（湿走路）で４着に粘り、ＳＧで１８回目の準決進出を果たした。この大会は２年連続優出４着で、３年連続優出にリーチをかけた。

　レースは１枠から逃げた君和田裕二（川口）を５周１角で有吉辰也（飯塚）がまくって快勝。佐藤はいったん２番手を進み、有吉と高宗良次（飯塚）に抜かれて４着に終わったが、４日間の得点上位で準決進出を決めた。

　「何とか準決に残れましたが、晴れの動きは良くはないんです。力強さがなく、コーナーも乗りづらい。乗りやすさを求めてキャブを調整してクラッチも点検します」。近況は試走タイムが遅く、エンジン状態はずっと良くないので、必死の整備で上積みを図る。

　これまで１７回出場したＳＧ準決の成績は１勝、２着２回、着外１４回と苦戦が多いが、オールスターに限っては７、６、２、１着と相性がいい。３０日の準決は大会３年連続での通算６回目のＳＧ優出を目指してスタートを決めての逃げにかける。