【競輪】脇本雄太が玉野記念V 快速まくりで9回目のG3制覇
「瀬戸の王子杯争奪戦・G3」(29日、玉野)
脇本雄太(33)=福井・94期・S1=が打鐘3角7番手からのロングまくりで優勝。昨年9月の向日町記念以来、通算では9回目のG3制覇でデビュー通算300勝を達成した。2着には松浦悠士(広島)、3着には吉田拓矢(茨城)が入った。
真っ向勝負でねじ伏せてみせた。脇本が二段駆けの構えをみせた中国勢の上を乗り越えて優勝。節目の300勝を決勝で達成した。
レースは前受け。「けん制もあったし、この形と思った」と隊列が動き打鐘前に7番手。「正直迷いどころもあったけど、このままだと二の舞、三の舞」と奈良記念、G2・ウィナーズカップ(宇都宮)でまくりに構えて中四国作戦に屈した悔しさを払しょくすべく、3角から一気に踏み込んだ。「紙一重の勝負でギリギリ」と山根将太(岡山)の番手から合わせて踏んだ松浦を乗り越えてゴールラインを駆け抜けた。
「ダービーにつながるいい走りができた」。照準はG1・日本選手権(5月3~8日・平)。「満足せず上積みしたい」とさらにスケールを増して2回目のダービー王を目指す。





