【阪神大賞典】ディープボンド 連覇で勢いつけ“春盾獲り”へ 迫力満点の動き

 「阪神大賞典・G2」(20日、阪神)

 悲願のG1制覇を目指して、21年の有馬記念2着以来となるディープボンドがいよいよ始動する。

 暮れの激闘後は鳥取県の大山ヒルズへ放牧。英気を養い、2月19日に帰厩した。栗東坂路で順調に乗り込まれ、1週前追い切りでは栗東CWで9日の一番時計となる、6F78秒5-36秒4-11秒6を記録。大久保師は「動きは良かった。ちょうどいいと思います。大山ヒルズでもしっかりやってくれているし、いつもいい状態で帰ってきてくれますからね」と順調ぶりに目を細める。

 迫力満点の動きに、騎乗した和田竜の感触も上々だ。「1週前なのでしっかり。内めを回る形になりましたが、よく動けていたし、追ってからの反応も良かった。時計的にも十分動けている。すこぶる順調です」と体調の良さを伝えた。

 21年の当レースでは、2着ユーキャンスマイルに5馬身差をつける圧勝劇。返す刀で春の天皇賞に挑んだが、本番ではワールドプレミアのレコードVに阻まれて2着惜敗。今年こそ、の思いは強い。「去年は悔しい負け方をしましたからね。本番へ向けて、休み明けでも結果を出して、いい形で向かいたいです」と主戦。1年越しの“春盾獲り”へ-。勢いをつける意味でも、ここできっちり連覇達成といきたい。

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