【競輪】元グラドルの日野未来が岐阜で初優勝 デビューから3年5カ月でVゴール

 「Kドリームス杯・F2」(4日、岐阜)

 グラビアアイドルからガールズケイリンの選手に転身した日野未来(28)=奈良・114期・L1=が4日、岐阜競輪8Rの決勝で最終2角3番手からまくって1着。2018年7月のデビューから3年5カ月でうれしい初優勝を、無傷の3連勝で飾った。

 レースは正攻法の石井貴子(東京)が誘導員退避の打鐘で先行態勢に入る。周回中から3番手を確保した日野が、最終2角で満を持してスパート。3角で先行した石井をとらえ、そのまま先頭でゴールした。

 日野は10代後半から芸能界に。福岡のアイドルグループから始まり、上京してからはグラビアアイドルとして活動。イメージDVDのリリースはもちろん、テレビ番組にも数多く出演。グラドル時代に出演したインターネット番組で競輪と出会った。当初は車券を買う側だったが、22歳でガールズケイリンの選手になることを決意。縁もゆかりもない奈良に移住し、2カ月の猛勉強で「高等学校卒業認定試験」に合格。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)に一発合格。114期生として入学し、女子4人目となるゴールデンキャップを獲得した。

 デビューは18年7月の奈良。同月の岸和田で初1着を挙げ、今回の岐阜で初めて優勝を飾った。通算成績は22勝(250走)、2着37、3着28。

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