【マイルCS】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「マイルCS・G1」(21日、阪神)
阪神競馬場のある兵庫県宝塚市の21日の天気予報は晴れのち曇り。降水確率は0%。良馬場は必至だ。ただ、開催序盤の3週目に行われた昨年とは違い、今年は連続開催の7週目。芝は前開催に続いてAコース(内柵を最内に設置)を使用しており、芝はコース全周にわたって傷みが見られる。土曜の傾向も差し・追い込み勢が有利で、やや時計も要している。昨年の勝ちタイムが1分32秒0。今年は馬場状態を考慮すると、1分33~34秒台の決着が見込まれる。
復活を期すダノンザキッドは、500キロを優に超すパワー型。復帰戦の富士Sは4着に敗れたが、休み明けの上、初のマイル戦だったことを思えば、内容は決して悪くなかった。強い3歳世代をけん引し、皐月賞では1番人気の支持を受けたほどの逸材。“外差し”が利く馬場を味方に、外めの好枠からVをつかむシーンも十分あり得る。