【菊花賞】滝口厩務員 最後のクラシック アサマノイタズラで「勝ちたい」

 「菊花賞・G1」(24日、阪神)

 ラスト1冠に胸が高ぶる。22年3月で定年を迎える滝口政司厩務員(64)=美浦・手塚=が、アサマノイタズラとともに菊の舞台に立つ。

 「ダービーはアルフレード(12年13着)や、以前の厩舎(佐藤林次郎厩舎)にいた時のヤマトキリシマ(79年24着)で使わせてもらったけど、菊花賞は初めて。皐月賞も今年が初めてだったし、これで牡馬のクラシックを全部経験させてもらうことになる。最後の置き土産じゃないけど、ありがたいよ」

 この道45年の大ベテランは、手塚厩舎でも古株の一人だ。「思い出の馬はG1を勝たせてもらったアルフレード(11年朝日杯FS)。とにかくヤンチャでね。洗い場で蹴られて、あばらを骨折したこともあった。牝馬ではパールシャドウ。あの馬には、初めて地方の交流重賞につれて行ってもらった」と笑う。

 トライアルのセントライト記念を制し、有力馬の一頭として晴れ舞台に臨む。「自分にとっても最後のクラシック。勝ちたいね」と結んだ。ホースマン人生の集大成とも言える大一番。職人は自らの仕事を全うし、決戦の仁川へ向かう。

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