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【ボート】佐藤翼が児島周年でG1初V 愛妻・土屋南の地元で会心の逃げ切り

 「児島キングカップ・G1」(14日、児島)

 1号艇の佐藤翼(33)=埼玉・A1・105期・A1=がインからコンマ08のトップスタート(S)。SG覇者4人を相手に堂々たる逃げを決め、3回目の優出にしてG1初優勝を飾った。

 終わってみれば、佐藤のためにあったようなシリーズ。1年前、アイドルレーサー・土屋南(岡山)との結婚から大きく羽ばたき、妻の地元水面でG1優勝。シリーズ2日目、結婚記念日の10月10日にまくりで連勝。予選ラストも6コースまくりで白星を飾り、地元エースの茅原悠紀(岡山)から予選1位の座をもぎ取った。準優、優勝戦は伸び仕様から内向きの足にシフトチェンジ。「児島の前はG1で全然ダメだったんです。妻から、あなたなら大丈夫だと送り出され、優勝することができた。自分でも驚いています」とドラマチックな1年間を振り返る。結婚直後に出場した昨年10月のボートレースダービー(大村)はSG初優出で3着。今年5月のオールスター(若松)では優出2着とSGで大ブレーク。そして今回、11月17日の津で産休から復帰する妻・土屋南の地元・児島でG1優勝を成し遂げた。

 2012年9月の徳山新鋭王座優勝戦では1号艇の佐藤がフライングに散り、2号艇の茅原が優勝と両者は明暗を分けた。レース後に号泣した佐藤は、茅原の地元でリベンジに成功。「10年前の新鋭王座も茅原さんが隣にいて、一瞬思い出しました。でも、ここで勝てなければ自分の成長はない。10年前の自分に、その時の涙は無駄じゃなかったよと言いたい」と言葉を振り絞り、表彰式では涙を流した。

 5月1日に誕生した長男と共にレースを見守っていた土屋は「彼のこれまでの努力が実を結んだんだと思います。私が勝利の女神?いいえ、そうじゃなくてこの子です」と愛息をギュッと抱きしめた。表彰式後は大勢の仲間が盛大な拍手で佐藤を迎え、同支部の先輩・桐生順平(埼玉)、茅原らによって水神祭が行われた。ずぶぬれのまま、妻と子どもをハグしようと試みた佐藤は妻に制止されて苦笑。佐藤翼&土屋南。持っている2人のシンデレラストーリーは、まだまだこれからもドラマチックな展開を見せそうだ。

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