【凱旋門賞】たたき上げディープボンド 本番と同条件フォワ賞制し態勢万全
「凱旋門賞・仏G1」(10月3日、パリロンシャン)
本番と同条件のフォワ賞を制したディープボンドは、22日にエーグル競馬場のダートコースで1週前追い切りを行った。大久保師は「疲れもなく、いい状態をキープできています。シャープかつ伸びやかな走りで良かったと思います」とコメント。順調に調整が進んでおり、万全の態勢でレースを迎えられそうだ。
ここまで決してエリート街道を歩んできたわけではない。3歳クラシックは皆勤したが、菊花賞の4着が最高。それでも阪神大賞典で重馬場を苦にせず5馬身差で圧勝すると、続く天皇賞・春はレコード決着の2着。タフなレースで好走したことで、確かな地力強化を印象づけた。父キズナは13年凱旋門賞で4着。勝利でその無念を晴らした時、日本競馬界に新たな扉が開かれることになる。