【ボート】前本泰和が宮島周年V2 イン速攻で通算6回目のG1優勝
「宮島チャンピオンカップ・G1」(10日、宮島)
12Rで優勝戦が行われ、1号艇の前本泰和(49)=広島・70期・A1=がイン逃げで1着。59周年(2013年11月)以来2回目の宮島周年制覇で、6回目のG1優勝を果たした。2着は辻栄蔵(広島)で地元ワンツー。3着には大峯豊(山口)が入った。
これが通算128回目の優勝となる前本でも、緊張感いっぱいだった。「地元だしフライング(F)も切れない。練習からスタート(S)が全然入らず、相当気を使った」。それでも本番はコンマ12のトップS。緊張から解放され、ゴール前は右手でガッツポーズも見せた。
良機とは言えない13号機が相棒。いつもの圧倒的な行き足にはならなかったが「ペラ微調整して、準優よりかなりスムーズになっていた」と最大限の仕上げは施した。59周年はF艇が出て6号艇からのV。今回は予選首位からの完勝で、広島のエースが誰かを強烈にアピールした。
これで今年の獲得賞金ランクは4位に浮上。「自分的には出来過ぎだと思うけど、まだSGもあるし気を抜かずに」。グランプリ(12月14~19日・住之江)は当確だが、トライアル2ndから出場するためにも、6位以内を見据えて駆け抜けていく。