【京成杯AH】グレナディアガーズ復帰戦で古馬撃破だ スピード生かせる舞台で再進撃

 「京成杯AH・G3」(12日、中山)

 スピードが要求される開幕週の馬場は、長所を最大限に生かせる舞台だ。2020年の朝日杯FSをレコード勝ちしたグレナディアガーズが、再進撃をスタートさせる。

 春の大目標だったNHKマイルCは3着止まり。大きく負けたわけではないものの最後は失速してしまった。東京のマイルは直線が長く、スタミナが必要とされる。春の時点では少し距離が長かったということだろう。ただ、今回は直線が短い中山。初コースでも、この条件なら十分に対応できる。

 前走後は北海道で英気を養い、8月13日に帰厩。そこから順調に調整を進めてきた。栗東CWの1週前追い切りでは、6F80秒5-36秒8-11秒8の好時計を馬なりでマーク。「予定通りに乗り込めています。フランケル産駒らしい気性の難しさに関しても、調整を進める中で我慢は利いている」と片山助手。気が入りやすいタイプではあるが、現状は精神面に関しても、いい状態にありそうだ。

 この秋は米国遠征を視野に入れている。ターゲットはBCマイル・G1(11月6日・米デルマー)だ。胸を張って渡米するためにも、しっかりと結果を出したい一戦。古馬をスピードで圧倒し、勢いをつける。

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