【新潟記念展望】サマー2000王者を狙うトーセンスーリヤが主役
「新潟記念・G3」(9月5日・新潟)
トーセンスーリヤが中心だ。前走の函館記念で20年新潟大賞典以来2度目の重賞制覇。好位から抜け出し、後続に3馬身差をつける完勝だった。その後の調整は順調。美浦Wの1週前追い切りは横山和を背にシャープな伸びを披露した。鞍上は「少し重い感じがしたけど、このひと追いで良くなるでしょう。夏バテもしていないようだし、チャンスをモノにしたいですね」と好感触。重賞連勝を決めてサマー2000シリーズ王者の座をつかむ。
前走のエプソムCで重賞初Vを飾ったザダル。その後は放牧でひと息入れ、予定通りに美浦へ帰厩した。1週前は美浦Wで併せ馬を行い、楽々と2馬身先着。騎乗した石橋脩は「気になるところはないし、問題ないです」と合格点をつけていた。再びタイトル奪取の可能性は十分ある。
クラヴェルは格上挑戦だったマーメイドSで2着に入り、続く中京記念でも3着。大崩れが少ないタイプで、ここでも上位争いに加わってくる。重賞初挑戦のエプソムCで9着敗れ、連勝は3で止まったヤシャマルの巻き返しも警戒したい。他には今回の舞台で2戦2勝など新潟巧者のパルティアーモ、重賞で好走が続くショウナンバルディ、名牝アパパネの子ラインベックに注。